Running and Thinking 松本唯人ブログ

12歳から一人旅を始め、日本全国・海外20数カ国を旅した松本唯人(23)のブログ。台湾自転車旅やイスラエル、キューバ旅など、旅先での情報や日本人留学生のインタビュー記事を不定期で更新しています。近況はinstagram(@yuito.mtmt)で更新中。普段は株式会社TABI LABOでライターとして働いています。

ドコモバイクシェア初乗りの感想

 

 チャリンコ乗りの悪い癖なのでしょうか。僕は、出発地点から目的地まで、ある程度の直線距離で移動しないと、とても大きな損をしているような気持ちになってしまいます。距離としては2~3kmしか離れていないのに、電車を使って行こうとすると、最寄り駅の立地の問題で、何度も乗り換えをしなければいけなかったり、遠回りをして目的地の最寄り駅へ向かう必要が出てくる事があります(特に、東京都内ではそのようなケースがとても多い気がします)。短い距離なのに直線距離で目的地へ向かえないケースに遭遇すると、電車は使わずに徒歩で向かいます。多少の時間の犠牲はありますが、徒歩で向かう方が距離的な損はないように思うし、混雑した電車に乗る不快感は得ないので、精神的にもプラスになります。

 

 とはいえ、今の時期は数キロも歩くと汗だくになってしまうので、できるだけ歩きたくありません。昨日、目的地まで3キロ。ただし、電車は使いたくないし徒歩で汗をかきたくもないという状況がありました。そこで、以前から利用しようと思っていたドコモバイクシェアのサービスを使って目的地へ向かう事にしました。

 

  • ドコモバイクシェアとは

 以前「ドコモバイクシェア」という記事で紹介しました。(株)ドコモバイクシェアが、都内6区を中心に行っている自転車レンタルサービスです。都内6区に設置されている計215ヵ所(2017年1月17日現在)のポート(専用の自転車置き場)にある自転車を借りて、移動ができるサービスです。詳しくは、公式HPをご覧ください(http://www.d-bikeshare.com/)。

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上智大学付近にあるポート。ネットでID登録を行い利用します。サイトで利用する自転車の番号を選択すると、番号がメールで送られてくるのでそれをパネルで入力し開錠します。

 

  • 便利なアシスト機能

 初めてサービスを利用し、良かった点はふたつ。簡単な登録と便利なアシスト機能です。僕は、クレジットカード払いを選択したので、ユーザーIDとカード番号の登録をスマホで済ませて利用しました。登録はとても簡単で、この手の登録がややこしいとすぐに放棄してしまう僕のような性格でもスムースに行うことができました。そしてなにより、アシスト機能付き、つまり電動自転車だったという点が、とても便利でした。

 

  • 快適な自転車移動

 初めて、アシスト機能付きの自転車に乗りました。自転車乗りとしての存在意義を問われかねないので、あまり大きな声では言えませんが、僕のロードバイクにも装着しようかと思いました。それくらい、快適でした。

 

  • 「発進」の良さ 

「発進」がとてもスムースでした。交通量の多い都内では、信号待ち後の「発進」をスムースに行えるのは安全面でとても重要です。なぜなら、発進でノロノロしていると左折しようとする車から圧をかけられるし(場合によっては接触してしまいます)、荷物が重いとある一定の速度を保てない発進でフラフラしてしまうので転倒の恐れがあります。ですが、アシスト機能があることによってどんな年代でも、バイクと同様のスムースな発進ができ、車の運転手から睨まれることもなく、また転倒しそうになることもなく、走行できます(そもそも、なぜ自転車に乗るという究極のエコ活動を行っているのに車の運転手に睨まれなければいけないのでしょうか。車優位の日本社会ならではの現象です)。

 

  • 気持ちの良い、移動

 アシスト機能によって、一定の速さを保ちつつ(基本的には約20キロの速さでした)程よい運動量で移動が可能です。この時期、自転車で移動すると汗びっしょりとなってしまい、人と会う約束で目的地へ行ったのに「こんな状態じゃ、もう人になんて会いたくない」となってしまいますが、アシスト機能がついているとせっせと足を動かさなくても前へ進むので、汗だくにならずとっても助かりました(この点は、本当にありがたいと思います)。また、昨日は目的地が皇居周辺にあったため、皇居周辺の緑の中を通って移動できたのは、ちょっとしたサイクリング気分も味わえて心地よかったです。

 

 

 

 目的地まで18分。電車の待ち時間や乗り換え時間を考えると、電車利用時と一緒か少し短い時間で移動できたのではないかと思います。費用も150円で電車よりも安い料金で移動できました。サービスにおいては特に不便に感じる事はありませんでしたが(今後も頻繁に利用したいと思います)、日本においてはサービスの向上以上に、自転車道路整備などの面が必要不可欠なのではないかと思います。自転車に慣れているとはいえ、時速20キロの速さで交通量の多い車道の側道を走るのは少し怖いなと思いました。今後、バイクシェアのサービスが広がっていく中で、自転車交通に対する理解が深まっていき、より快適に走行できる環境が整備されれば良いなと思います。