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大学時代#7「自動車学校での異文化交流」

 

 やんちゃな同世代たちと親密な関係になった時期がありました。高校を卒業し、上京するまでの時期に、約20日間の自動車免許合宿に参加しました。自動車学校は宮崎県の中でもより人口の少ない地域にあり、九州内でも特に安い価格で免許合宿を提供している学校でした(周囲は田んぼしかなく、集中的に運転練習を積む免許合宿には適した隔離施設でした)。価格が魅力的であるため、県外からも多くの人が来ていたのですが、福岡県から(特に北九州エリアから)やんちゃな同世代たちも多くやってきていました。

 

 僕は、1人で合宿に参加しました。初日に登校すると、多くの人たちはお友達と参加しているみたいだったので「孤独な合宿期間になるのかな」と思っていたのですが、お昼に食堂へ行くと7人のやんちゃな集団が声をかけてくれました。見かけはとても「やんちゃな感じ」だったのですが、優しさと友情に溢れていた人たちだったので、僕を仲間に入れてくれました(傍から見ると僕はその集団の中で「おつかい役」に見えたのかもしれませんが、僕は何かを命ぜられる事もなく普段通りに生活しました)。

 

 それまでほとんど関わりを持たなかったやんちゃな集団(彼らは、ヤンキーと呼ばれるタイプだと思う)と一緒に、安全第一の自動車免許合宿の日々を送っていったのだけれど、彼らが認識として持っている友人間のルールや物事の見方は、なぜか僕とは違う部分が多くとても不思議な体験でした。

 

 なぜ、彼らと僕の価値判断のようなものに違いが生まれているのか、当時は分からなかったけれど、大学入学後にあの不思議な体験をなんとなく言語化できるようになった気がします。

 

 それでは、やんちゃな彼らと過ごして感じた自動車学校での体験について、書いていきたいと思います。

 

 その前に、ピエール・ブルデューというオジサンについて紹介します。

 

(次回に続く)