ブログを始めました
*今朝のランニング風景
大学4年生になりました。会社勤めの経験はないけれど、おそらく「多くの時間を使ってやりたい事ができる」のは、残り1年間だと思います。イスラエル、ロシア、ケニア、中国・新疆…今すぐにでも行ってみたい国は挙げるときりがありません。しかし、現実は就職活動。地に足をつけて、自分の将来について考えなければいけない、と思っています。
なぜ、このタイミングでブログを始めたのか。理由は「新しい事を始めたいと思った」と「今の自分には書く事が必要だと思った」の二つです。
- 身近なことから
新しい事を始めると、毎日の単調な生活に変化が生まれると思います。僕は一人旅によって、非日常へ足を踏み入れ自分の生活に刺激を与えてきました。しかし、就職活動の期間は、バックパックを背負ってフラリと旅に出る事はできません。そこで、日常生活に刺激を与えるために、何か新しい事を始めようと思いました。
身近でできる、新しい事はなんだろう。「やりたい事リスト」をパラパラとめくっていると、ずっと昔に書かれた「ブログをやってみたい」という文字が目に入ってきました。今回を機に始めることを決めました。
- 面接官の一言
大学2年生の頃から、新聞記者になりたいと考えていました。一人旅体験を伝える活動と多くの人との交流を通して、自分が体験した事を「伝える仕事」をやってみたいと思ったことがきっかけです。
しかし、4月上旬に行われた第一志望の新聞社の一次面接で、あっけなく落ちてしまいました。「なぜ新聞記者になりたいのか」という質問に、上手く答えられなかったからです。正直、とても落ち込みました。面接に落ちた事よりも、なぜ記者になりたいのかを「上手く言えなかった事」に落ち込みました。厳密に言うと、私が語った「記者を目指す理由」や「将来やりたい事」は、面接官だった現役の記者から見ると「他に適職があるだろう」と思われたようです。
憧れの新聞記者に「あなたは、ベンチャー(企業)や政治家に向いている」(政治家は誇張表現だと思いますが)と言われたのは、悔しくもあり意外でもありました。面接官にとっては、初対面のよくわからない学生を、篩(ふるい)にかけるために何気なく放った一言かもしれませんが、僕にとっては改めて自分について考える一言でもありました。「真意はわからないけど、素直に受け取ってみよう」と思いました。これまでは、マスコミ一本で考えていましたが、選択肢を広げるという意味で、他の業界についても調べてみようと思っています。
- とにかく書いてみよう
『書くプロセスにおいて手を動かすことによって、僕は考える』
『僕にとって小説を書くことは発見の旅なのです』
(村上春樹 アンデルセン文学賞・受賞スピーチ 一部抜粋 2016年10月30日)
村上春樹は、書く作業を「自己発見の旅」であると言っています。僕にとっては、自転車旅や毎朝のランニングで走る行為が、自分を知る時間です。それに加えて、僕も思いや考えを、ひたすら文章化してみればこれまで知らなかった何かを見つけ出せるかもしれないと思いました。
自分が1年後に、どうなっているかはわかりません。「自己発見の旅」に成功し、上手く就職しているかもしれないし、まだ学生をやっているかもしれません(親には口が裂けても頼めませんが)。ただ、この1年間は、どんな事でも一生懸命に取り組もうと決めています。書くという作業を通して、影に隠れている自分の一面を発見できるといいなと思います。
よろしくお願いします。